「この業者で決まりだな」
つい先日、今年の夏こそはエアコンのクリーニングをしようと、業者を選定していました。
家を建てて11年。
そして新築を購入したタイミングでエアコンを購入したこともあり、エアコンも使用して11年となりました。
10年以上も経つとさすがに隅々まで掃除をした方が良いかと思い、エアコンクリーニングを業者に頼むことにしたのです。
そんなことを考えていると、あるTVCMが目に入りました。
そのTVCMはくらしのマーケットの宣伝。
エアコン掃除のタイミングでCMを流し登録者数を増やす狙いに、まんまと乗っかり登録をしてみました。
そしてアプリを登録後、エアコンの様式(壁掛け・天井埋め込み)を選択。
住所と掃除をするエアコンの台数を入力することで業者の一覧がリストアップされます。
まず、どの業者が良いのか分からないので、価格の安い業者を選択し、内容を確認してみました。
評価は特に悪くないのですが、何となく最安値よりはもう少し金額を出した方が質は高いか?と考え数社を確認。
そして口コミを確認すると、価値を測るような情報が目に入ってきました。
・エアコン掃除をお願いしたらエアコンが故障した
・故障は私のせいではないと言われた
この書き込みを見て「そうか下手な業者に頼むとそういうことが起こるのか」と学習。
そう思いながら会社PRを読みこんでいくと、
機械修理にも強い業者が存在することが発覚。
「そうか、機械の知識があれば、そのようなトラブルに巻き込まれる可能性は低いか・・・」
と理解する。
更に口コミを読み込むと、エアコン掃除のついでに無料で、室外機、ベランダまでを
掃除するような書き込みが存在する。
「おお、こういう付加サービスもあるのか?」
そして挨拶や説明などを丁寧に行う業者と行わない業者が存在することにも口コミから理解しました。
そして最終的には付加サービスがあり、接客態度も丁寧との書き込みがあった業者を
選択したのです。
■コモディティサービスの差別化戦略
他にもいろいろな業者が存在し、同じような金額を提示しているところが多く存在しました。
私が最後に決め手になった業者の選定ポイントであった「付加サービス」と「丁寧な接客」は他の業者にはなかったのでしょうか?
おそらく多くの業者が同様のサービスをしていたかもしれません。
しかし、選択する・しない、の決め手になったのは何でしょうか?
それはそういった情報が『記載してあったかどうかだけ』です。
この結果からあなたは何を感じましたか?
製造業のようにコモディティ化する製品を差別化するには、その価値を伝えているか・
いないかが大きく影響します。
もしかしたら既存の製品であったとしても、伝えていなかった価値を付加する・・・
たったそれだけで売れる可能性はあるのかもしれません。
早速、あなたの販促ツールを手に取ってください。
その販促ツールに表現されていない価値を付加するだけで売上が上がる・・・
そんな現象が起こり得るかもしれません。
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